Logicool VX Revolution のチャタリング修理

もう古いマウスになるけれど、数年前にノートPCを中古で買ったらついてきた中古のVX-Rを愛用している。


ロジクール VX レボリューション VX-R

既に新品はプレミア価格やね…。


で、やっぱりLogicoolは使いやすいんだけど、ここ数日、チャタリングが発生した。
以前使ってたLogicoolのマウスもやっぱりチャタリング起こるし、そんでまたこうなると微妙にイラッと来る。ドラッグが勝手に外れたり、シングルクリックがダブルクリックになったり…。


どうにかして直せないかとグーグル先生に聞いていたら、以下のページを発見。

Logicool MX-610 チャタリング問題 解消法
http://mono-zukuri.net/blog/archives/2007/11/logicool_mx610.html

おぉぉ、なるほど、スイッチにコンデンサを突っ込むのか。
これは良い、根本的な解決になりそうだし、なにより安く済む。
見た感じ、スイッチの構造もVX-Rと同等っぽいので、行けそうと踏んだら上手く行った。

という訳で、VX-Rのコンデンサ追加をまとめる


結論から言って、うちのVX-Rは、刻印221(220pF)でちょうど上手く収まった。
最初104(0.1uF)を付けてみたら、ボタンを離しても0.5秒ぐらいクリック状態が残ってしまい失敗。
先のページだと、MX-610に104での成功例が多いけど、このへんは個体差あるのかも…。


ちなみに、なんで221と104にしたかというと、セラミックコンデンサを調達した古いCD-ROMドライブに着いてたのが、47と221と104だったからってだけです。
ところで、47って47pFって事で良いんかな。

使った道具


肝になるのは、T6の星型ドライバかと。
サイズまで記載してるページが無かったけど、T6です。


以前、SeagateのHDDを修理した時に購入したのがあったのでちょうど良かった。
ホームセンターで数百円。


あとは、プラスドライバーと、デザインナイフと、プライヤー。
それと、半田ごて。

背面のネジを外す

全部で5箇所。全てソールと呼ばれる(らしい)つるつるのシートの下に隠れてる。
どこかで、ソールは剥がすと再使用不可だから、穴をあけるか新品を用意したほうが良い、と書いていたけれど、デザインナイフとかで綺麗に接着面をはがせばわりと再利用できました。


ただ、頻繁に分解するなら、穴をあけてしまったほうが楽かも。
新品も、VX-Rだとさすがにもう売ってないような気がする。というか、わざわざ新品入れるのもなぁ…。

フレキを外して上下分割


ネジを外すと、上下に分割できるのだけれど、右内部にフレキがあるので勢い良く引っ張らないように。
写真ぐらいまで開けたら、丁寧に外す。

電池ボックスを外す


左側にコネクタがあるので外す。

アンテナ収納部分を外す


ちょっとコツがいる感じだけど、何処にも固定されていないのでそのまま外す。



外れたら、次は基板を外しにかかる。

基板の取り外し


ホイール上部にある黒いネジを一つと、左右手前についてるシルバーのネジを二つ外す。
ホイールを取り外せば、基板も外れるようになる。



というわけで、外れた基板はこんな感じ。矢印が問題のスイッチ。諸悪の根源。
左右にぴょこっとでてるカメムシみたいなのが今回追加したコンデンサ

コンデンサの取り付け


昨日の夜中にめちゃくちゃ眠い中取り付けたので、すごく汚い(言い訳)
こんな風に、3本ある端子のうちの上二つにコンデンサを渡してやればOK。


前述のとおり、取り付けたのは、最初104(0.1uF)で、次が221(220pF)。
先の参照ページには大きめのほうが良いかとも書いてたけど、大きすぎるとボタンを離してもクリックが続く大げさな状態になってしまうので注意。


取り付けスペースは、わりと余裕があった。
今回取り付けたコンデンサは3mmぐらいだったけど、5mmぐらいまでなら普通に入りそう。

総括

VX-Rに限って言えば、MX-Rに比べると作りもシンプルなので難易度は低め。
もうメーカー在庫も無いみたいだし、VX-Rを延命したい人は試してみたら良いと思う。
それに、Logicoolのマウスはチャタリングとの戦いなので、この解決法は本当に素晴らしい。

これで壊れたら

後継機らしいので、


LOGICOOL ワイヤレスマウス マラソンマウス Unifying対応レシーバー採用 M705r

M705rにしようと思う。